正期産と出産予定日(★リンク:「正期産と出産予定日」★)のページでもお話したように、出産予定日より早く生まれても妊娠37週に入っていれば正常なお産の時期ということになります。しかし、これより早く生まれてしまうと「早産」と呼ばれます。

■早産とは
早産とは妊娠22週から36週の間に起こる分娩のことです。それではそれ以前の場合はなんと呼ぶかというと、「流産」なんですね。これは妊娠22週以降の赤ちゃんなら子宮の外でも育つことができるということが基準になって決められています。早産で生まれた赤ちゃんは、生命維持のために専門的な処置を病院でしばらく受けてから退院となります。お母さんはその間母乳を搾って病院に届けたりします。


■早産の原因と予防
1・一番多い原因は、子宮内感染です。細菌やウイルスが子宮頚管や胎盤から子宮内に侵入することが原因になります。この場合は子宮の中にいるよりも外の方が安全なので、早く外に出してあげようとする体の自然な働きといえます。とはいえ、感染は清潔を保つことで防げるもの。普段以上に体を清潔に保つ心がけをしましょう。

2・双子ちゃんなどの多胎妊娠の場合も、子宮が早い段階でいっぱいになるので早産になりやすいのです。

3・お母さんの体に原因がある場合もあります。子宮筋腫がある場合も、子宮が大きくなる余裕が少ないために早産になることがあります。また、子宮頚管無力症といって、子宮頚管の筋力が弱い場合、お産が始まらないうちから子宮口が開いてしまいます。これは、発覚した時点で子宮頚管を縛る処置を受けられます。自覚症状がない場合もあるので、検診は必ず行きましょう。

4・ストレスや過労、寝不足も早産の原因に。意識的に心と体の休養をとるようにしましょう。


■早産の兆候
お腹の張りや出血、羊水が漏れるなどが自覚できる早産の兆候です。見逃さないように注意が必要です。早めに気がついて安静にしていれば早産にならずに済むことも多いのです。


■切迫早産とは
切迫早産とは、早産しかかっている状態にあっても、安静にしたり治療をすることで妊娠状態を継続できることです。「早産が迫っている」ということですね。ちなみに切迫早産の場合、早産になるのは3割くらい。残りの7割は正期産まで妊娠を継続させられます。


正期産までお腹にいてくれた方が、赤ちゃん自身もお母さんもその後しばらくを過ごしやすいことは確かです。早産にならないためにも、疲れを溜めないでゆったりと過ごしましょう。



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